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死者を敬うオランダの国民服喪 中国人がため息

2014年07月26日

【新唐人2014年7月26日】マレーシア航空MH17便に乗っていて亡くなったオランダ人、およそ200人の遺体が7月23日、無言の帰国をしました。オランダ政府はこの日を国民服喪の日に指定したほか、遺体を乗せた軍輸送機はオランダ国王夫妻や首相ら約1000人が出迎え、数多くのオランダ市民が沿道で黙祷を捧げました。

 

犠牲者の命を敬うオランダ政府の態度に、中国人はため息をつきました。ネットには、「中国だと、こういう場面は指導者の視察ぐらいでしか見られない」という書き込みがありました。

 

また多くのネットユーザーは、ちょうど3年前、温州市で起きた高速鉄道事故と比較して、コメントを残しました。「3年前の7月23日、同胞が現場に無残にも埋められた。3年後の今、他の国では、死んだ同胞がこれほど敬われている」「民主政府と独裁政府では、命に対する態度が余りに違いすぎる」。

 

オランダで国王夫妻が遺体を出迎え、国民服喪が行われた同じ日、中国では再度、警官が遺体を奪う事件が起こりました。

 

「中国ジャスミン革命」というサイトの報道によると、7月23日午後、四川省宜賓市で中学生3人が池で泳いでいて溺死しました。死者の家族は、池には何も警告がなかったと批判し、遺体の移動を拒みました。1000人近くが道路を塞ぎ、当局に説明を求めたところ、100人ほどの警官が出動し、遺体を奪ったうえ、死者の家族を殴打しました。

 

浙江省では、教会の十字架撤去に反対する動きが続いています。7月24日、楽清市のキリスト教徒は再度、強制撤去を阻もうとして警察と衝突しました。

 

「ラジオ・フリー・アジア」によると、24日の午後、楽清市当局が教会の十字架を無理やり撤去しようとしたところ、キリスト教徒との間で衝突が起きました。盾を持った大量の警官が撤去を試み、キリスト教徒が抵抗する中、女性のキリスト教徒が地面に殴り倒されました。

 

報道によると、十字架の強制撤去は、同じく浙江省の台州市にも広がっています。23日、1000人近いキリスト教徒が当局による十字架撤去を阻もうとして、当局ともみ合いになり、大勢が拘束されました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/25/a1125413.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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